<大相撲一月場所>◇十三日目◇21日◇東京・両国国技館
関脇・御嶽海(出羽海)が前頭六枚目・阿炎(錣山)を押し出して2敗同士の対戦に勝利。11勝目となる勝ち星を挙げた。御嶽海の力強い相撲内容に、元横綱・白鵬の間垣親方は「横綱や大関より圧力のかけ方が上手い」と称賛した。
優勝争いのトップで並ぶ10勝2敗同士の対決となった一番。立ち合い阿炎が諸手で突いていくと、御嶽海は攻撃をいなしながら力強く前進。突っ張りの連打に動じなかった御嶽海は、阿炎が引いた隙を逃さず前に出て、最後は押し出しを決めて11勝目を挙げた。敗れた阿炎は3敗目を喫し、優勝争いから一歩後退した。
御嶽海の盤石な相撲を受けて、ABEMAで解説を務めた元横綱・白鵬の間垣親方は「御嶽海の圧力のかけ方は幕内上位。横綱や大関よりも圧力のかけ方が上手いんですよね」と称賛。続けて「(御嶽海は)突っ張られているけど圧力をかけている。それで苦しいから阿炎が引くんですよ。でも圧力をかけているものだから、引かれてもついていけるんです」と語った。
間垣親方が優勝候補に挙げた阿炎を下した御嶽海は11勝目。御嶽海はこれまで二度幕内優勝を飾っており、三役在位は今場所で連続10場所目、通算だと28場所目になる。三役では自身初となる2場所連続2ケタ勝利も達成し、大関昇進の目安とされている「3場所で33勝」までは残り2勝と迫った。
御嶽海の活躍に、視聴者からは「みーたん強すぎ」「気合入ってていいわ」「優勝してくれ」「大関昇進を期待しちゃう」といったコメントが相次いで寄せられた。
なおその後の取組で横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)は関脇・隆の勝(常盤山)を寄り切りで下して2敗を死守。十二日目を終えて優勝争いは2敗で照ノ富士と御嶽海が並び、3敗で阿炎と前頭十四枚目・琴ノ若(佐渡ヶ嶽)が追いかける展開となった。十四日目の取組では照ノ富士と阿炎が対戦。御嶽海は前頭七枚目・宝富士(伊勢ヶ濱)と、琴ノ若は隆の勝とぶつかる。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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