<大相撲一月場所>◇十三日目◇21日◇東京・両国国技館
前頭九枚目・千代の国(九重)と前頭十六枚目・碧山(春日野)の一番で、二度にわたって立ち合い不成立となり、思わず苦笑いを浮かべた千代の国につられて館内からも笑いが沸き起こる一幕があった。解説を務めた元横綱・白鵬の間垣親方は「碧山は合わせづらい」 と述べ、千代の国が笑みを浮かべた理由を指摘した。
一度目の立ち合いでつっかけた千代の国。「まだまだ」と行司に制止されると、千代の国は両手を合わせて碧山に頭を下げ、土俵下の正面審判にも一礼をした。二度目の立ち合いでは反対に碧山がつっかけてしまい、千代の国は苦笑いを浮かべながら碧山と正面審判に謝罪。この光景につられて館内からもジワリと笑い声が沸き起こった。三度目の立ち合いは無事に成立し、両者激しい突き合いで攻める攻防戦を繰り広げると、最後は碧山が踏み込んで押し出して今場所の勝ち越しを決めた。一方、敗れた千代の国は11敗目を喫した。
二度にわたって立ち合い不成立となった場面を受けて、ABEMAで解説を務めた元横綱・白鵬の間垣親方は「私も碧山と立ち合いをやりましたけど、よくこういう感じになりました。碧山は合わせづらいですね」と自身の経験を振り返りつつ、千代の国が浮かべた笑みの理由を指摘。その後の取組が終わると「自分の形になって勝つことはなかなかできない。いくつか苦しい体勢から白星をもぎ取るというのが取りこぼしが少ないですし、勝ち越しにつながっていくと思います」とも語った。
なかなか成立しない立ち合いに、視聴者からは「合わないね」「すまんすまんって謝り合ってるの面白い」「ランド、待ったしてもされても謝ってるw」「ランドかわいいw」といったコメントが相次いで寄せられた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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