将棋の棋王戦五番勝負第1局が2月6日に行われ、渡辺明棋王(名人、王将、37)と永瀬拓矢王座(29)が現在対局中だ。注目の戦型は、永瀬王座が「矢倉」、渡辺棋王が「雁木」に構えることに。10連覇を目指す渡辺棋王と、4年前にこの五番勝負で敗れたリベンジに燃える永瀬王座、タイトルに向けて先勝するのはどちらか。
【中継】棋王戦 五番勝負 第一局 渡辺明棋王 対 永瀬拓矢王座
渡辺棋王は2013年1月に、当時の郷田真隆棋王(50)から初の棋王獲得に成功すると、そこから9連覇を達成。羽生善治九段(51)に続き、史上2人目となる永世棋王の有資格者にもなった。永瀬王座は2018年に行われた棋王戦五番勝負で渡辺棋王の挑戦。フルセットの第5局までもつれ込んだが、渡辺棋王が踏ん張り防衛を果たした。この五番勝負では、4年ぶりの顔合わせとなる両者。過去の通算成績では渡辺棋王が16勝5敗と、大きく勝ち越しているが、タイトル戦に限れば7勝4敗と拮抗している。
気になるのは近況だ。渡辺棋王は2022年に入り、藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)にALSOK杯王将戦七番勝負で3連敗したものを含め、5戦全てで敗戦。冬期のタイトル戦に強いことから「冬将軍」と呼ばれる一流棋士としては、らしくない成績になっている。対する永瀬王座は直近10局で8勝2敗と好調。このシリーズを前にした勢いという点では、永瀬王座に分がありそうだ。
持ち時間は各4時間で、振り駒の結果、先手は永瀬王座。第2局以降は先手・後手が交互に入れ替わり、第5局まで進んだ場合は再度振り駒となる。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
渡辺明棋王 旬菜御膳 永瀬拓矢王座 旬菜御膳
【昼食休憩時の残り持ち時間】
渡辺明棋王 2時間39分(消費1時間21分) 永瀬拓矢王座 2時間44分(消費1時間16分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)