将棋の順位戦A級・最終9回戦が3月3日に行われ、全10人が一斉に対局した。名人挑戦を決めている斎藤慎太郎八段(28)、29期続けていたA級からの陥落が決まっている羽生善治九段(51)がいずれも敗れる中、この最終一斉対局の異名となっている「将棋界で一番長い日」を、そのまま実現したのが豊島将之九段(31)と菅井竜也八段(29)の2人だ。千日手もあり、午前9時から始まった戦いは、指し直し局が終わったのが翌4日の午前3時18分で、休憩を挟み実に18時間18分という「長い日」になった。