全米メディアも驚愕する「大谷翔平の高速スライダー」はどれだけ曲がっているのか ホームベース1個分以上「50.8センチ」という数字
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【MLB】アストロズ0-6エンゼルス(4月20日・日本時間21日/ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手が「1番・投手」で先発出場、打者としては4打数2安打2打点1四球と活躍、チームの6得点を引き出すリードオフマンとなったが、この試合ではとにかく投手として大活躍。6回途中までパーフェクトピッチングを続け、最終的には6回1安打無失点、自己最多タイとなる12奪三振をマークした。この快投を支えたのが、最速98.5マイル(158.5キロ)のストレートではなく、全81球のうち最も多い35球(43%)投げたスライダー。平均では130キロ台ながら、最速では90.6マイル(145.8キロ)にも達した「高速スライダー」は、その速度だけでなく曲がり幅も尋常ではなかった。

【動画】気持ちいいほど曲がる大谷翔平のスライダー

 MLBで採用されているデータ解析ツール「Statcast」。実に細かいデータが公表されており、多くのMLBファンが楽しむところになっている。大谷がこの試合で投げた81球については、速度だけでなく回転数、上下の落差、左右の曲がり幅などまで出ている。ここでスライダーの部門を見てみると、水平方向への変化は最大で20インチ(50.8センチ)にまで達していた。ホームベースのサイズは17インチ(43.2センチ)。数字の上では、ホームベースの端から端まで曲がっていることになる。

 大きく曲げるだけなら、メジャーの中にはもっと曲がる投手もいるだろうが、なにせ大谷のスライダーは速い。どろーんと緩やかに曲がるのではなく、まさに滑り曲がる。中継映像を見れば、明らかなボール球をおもしろいように空振りするシーンが出てくるが、実際に打席に立てば、その変化量に度肝を抜かれることだろう。

 次回登板の予定はまだ出ていないが、打者として豪快なアーチを放つ大谷も魅力なら、豪速球にとてつもない曲がりをする変化球を投げる大谷も、同じくらい魅力的だ。
ABEMA『SPORTSチャンネル』)

【動画】気持ちいいほど曲がる大谷翔平のスライダー
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【動画】突然のバット折りに大谷翔平も「ビクッ!」
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