藤井聡太叡王、今年度初の対局は「相掛かり」午前中は形勢互角も持ち時間では出口若武六段が1時間リード/将棋・叡王戦五番勝負
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 将棋藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、19)が4月28日、叡王戦五番勝負の第1局で出口若武六段(27)と現在対局中だ。藤井叡王にとっては約1カ月半ぶり、2022年度初の公式戦となったが、注目の戦型は「相掛かり」になった。午前9時から始まった対局は正午から昼食休憩に入ったが、形勢は互角で、持ち時間では出口六段が1時間リードを奪っている。

【中継】叡王戦 五番勝負 第一局 藤井聡太叡王 対 出口若武六段

 藤井叡王は昨期、豊島将之九段(31)とフルセットの末に3勝2敗で叡王奪取に成功。王位と棋聖を防衛、竜王と王将の奪取に成功し、現在は最多の五冠保持者として棋士の序列1位にもなっている。トップ棋士との対戦ばかりが続く中、昨年度も勝率8割を維持し、5年連続での勝率8割超えを記録した。今年度は5つのタイトル防衛と、残る名人・王座・棋王の3つに挑戦、前人未踏の八冠独占を目指す。

 対する出口六段は、2019年4月から7割近い勝率を維持する期待の若手。今回が初のタイトル戦出場となり、挑戦決定と同時に六段昇段を果たした。プロデビュー前から評価が高かったが、本人も「長い時間の対局に慣れてきた」というように、プロとしての対局にフィットするとともに成績も上昇してきた。

 藤井叡王と出口六段は過去に5局対戦があり、藤井叡王の4勝1敗。ただ前回対戦となった2020年の棋王戦予選では出口六段が初勝利を挙げている。

 持ち時間は各4時間で、振り駒の結果、先手は藤井叡王。第2局から先手・後手が交互に入れ替わり、第5局まで進んだ場合は再度振り駒となる。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。

【昼食の注文】

藤井聡太叡王 海鮮丼、煎茶 出口若武六段 うなぎ丼、煎茶

【昼食休憩時の残り持ち時間】

藤井聡太叡王 2時間1分(消費1時間59分) 出口若武六段 3時間1分(消費59分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】叡王戦 五番勝負 第一局 藤井聡太叡王 対 出口若武六段
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