＜大相撲五月場所＞◇二日目◇9日◇東京・両国国技館
前頭十六枚目・翠富士（伊勢ヶ濱）が得意の肩透かしで前頭十七枚目・輝（高田川）を下して1勝目を挙げた。“必殺技”の炸裂に、ファンからは「キター」「かっこよすぎてシビれた」といった声が続出した。
身長171センチの小兵ながら多彩な技を持ち、特に“肩透かし”を得意とすることで知られる翠富士。輝と対戦したこの日の取組では、立ち合い前回しを引きにいくも、突き放してくる相手がのど輪で応戦。だが素早く回り込んだ翠富士は相手の左腕を掴むと、すかさず肩透かしを決めて1勝目となる勝ち星を挙げた。敗れた輝は1敗目を喫した。
翠富士の鮮やかな肩透かしに、ABEMAで実況を務めた髙橋大輔アナウンサーも思わず「必殺技炸裂！」と絶叫。「二日目に早くも炸裂しましたね」と続けると、同じく解説を務めた元横綱・大乃国の芝田山親方は「得意中の得意技を食ってしまいましたね」と語った。さらに芝田山親方は「わかっているんですけどね。輝も突き放しにいっているんですけど、翠富士は小さな体でピタッと相手の肘を下からあてがいながら。後ろになかなか下がらないんですよ」と説明した。
得意の肩透かしを決めた翠富士の取組を受けて、ファンからは「キター」「でた！」「お見事」「伝家の宝刀」「まさに必殺」と興奮気味の声が相次いだほか、「有ると分かってるのに喰らっちゃうんだよなあ……」といったコメントも寄せられた。
（ABEMA『大相撲チャンネル』）
