「昔は150キロ出れば速かったのに…」 鷹・千賀が“自己最速164キロ”、G.G.佐藤氏困惑「とんでもない時代」
【映像】ABEMAでみる

 北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、自己最速となる164キロを記録したソフトバンク・千賀滉大投手について、埼玉西武ライオンズや千葉ロッテマリーンズで活躍したG.G佐藤氏が言及した。

【映像】ソフトバンク・千賀が投じた“164キロ”(16:40~)

 この試合に先発した千賀は、1回裏・日本ハムの攻撃、2死走者なしの場面で、日本ハムの3番・清宮幸太郎に対し、カウント3-1から投じた5球目は真ん中高めのストレート。この球を清宮はファールしたものの、球速は脅威の164キロをマークした。この剛速球について、G.G.佐藤氏は「昔は150キロ出れば速かったのに、当たり前の時代になっちゃったんで。160キロでやっと驚かれるから、とんでもない時代ですよ、本当に」と驚いた様子でコメント。

 また、160キロ超えを記録する投手が近年多く出ている中で、テレビ中継の解説などで“150キロのフォーク”について聞かれる場面もあるという。しかし、「“わかりません”って言ってます。見たことないんで(笑)。想像の外をいっちゃってますよね」とG.G.佐藤氏。さらに、「5、6年前から(球速)10キロぐらい上がってますから、間違いなく投高打低の一因としては、ストレートが速くなっているのありますよね」と解説しつつ、「30センチから1メートルくらい投げる位置を(後ろに)下げますか(笑)」と打者目線で提案した。

 なお、日本のプロ野球界においては、昨季・読売ジャイアンツのチアゴ・ビエイラが記録した166キロが現時点における歴代最速。日本人選手に限定すると、現在、ロサンゼルス・エンゼルスでプレーする大谷翔平が日本ハム時代の2016年に記録した165キロ、そして、千葉ロッテの佐々木朗希が今季164キロを記録している。また、G.G.佐藤氏が埼玉西武ライオンズ時代にプレーしていた2004から2011年に限っていえば、読売ジャイアンツのマーク・クルーンによる162キロ(2008年)や、東京ヤクルトスワローズ・由規の161キロ(2010年)、同じく東京ヤクルトスワローズで守護神として活躍した林昌勇がマークした160キロ(2009年)などとなっている。(ABEMAバズ!パ・リーグ』)

空前絶後の大記録!! ロッテ佐々木朗希の“完全投球”
空前絶後の大記録!! ロッテ佐々木朗希の“完全投球”
日本ハム吉田輝星 清宮のミスを“スーパートライ”でカバー
日本ハム吉田輝星 清宮のミスを“スーパートライ”でカバー
【映像】日本ハム・清宮がファンブル→吉田輝星が“スーパートライ”でカバーの珍事