藤井聡太叡王の工夫に解説棋士「寝ぼけているのかと思った」ほどの衝撃/将棋・叡王戦五番勝負第3局 将棋藤井聡太 2022/05/24 12:09 拡大する 藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、19)に出口若武六段(27)が挑戦する叡王戦五番勝負は5月24日、千葉県柏市の「柏の葉カンファレンスセンター」で第3局が行われている。正午から1時間の昼食休憩をはさみ、午後の対局へ向かう。開幕連勝を飾った藤井叡王は本局に勝てば防衛が決まる。注目の戦型は第1局、第2局と同じ「相掛かり」となった。【中継】藤井叡王の防衛か 出口六段の反撃か 叡王戦第3局 白色の羽織に身を包んだ藤井叡王は、ルーティーン通りお茶を一口含んでから落ち着いた様子で着手した。戦型は第1局、第2局の千日手局、指し直し局と同じく「相掛かり」を志向。序盤では、玉の位置を戦場になりそうな場所から遠ざけたかと思いきや、その後再び戦いの場に近づける工夫を見せた。ABEMAで解説を務めている木村一基九段(48)は「寝ぼけているんじゃないかと思った」と“木村節”の名調子でその衝撃を語ったほど、トップ棋士であっても藤井叡王の選択した手順に驚いた様子だった。 続きを読む