解説棋士も「こういう勝ち方は中毒性が高い」青嶋未来六段“新・振り穴王子”襲名の会心譜/将棋・ABEMAトーナメント 将棋広瀬章人 2022/06/06 11:00 拡大する 2代目「振り穴王子」の襲名式だ。将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の予選Cリーグ第2試合、チーム山崎とチーム広瀬の対戦が6月4日に放送され、この第局で青嶋未来六段(27)が松尾歩八段(42)との相穴熊戦で快勝。振り飛車と穴熊、通称「振り穴」を巧みに使いこなしての快勝譜に、周囲の棋士から絶賛を浴びた。【動画】対局を振り返る青嶋未来六段 青嶋六段は居飛車、振り飛車どちらも指しこなすオールラウンダーではあるが、三間飛車・四間飛車といった振り飛車を積極的に活用し、今回のABEMAトーナメントでも第1試合・チーム豊島との戦いでは個人3連勝を果たしていた。活躍ぶりに目を細めるリーダー広瀬章人八段(35)は振り飛車穴熊で初タイトルを獲得したことから、当時「振り穴王子」と呼ばれたが、後輩の「振り穴王子」っぷりには驚くばかりだ。 続きを読む