【MLB】エンゼルス-マリナーズ(6月26日・日本時間27日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場した試合で2回、両軍の監督、コーチ、選手が総出となる大乱闘が起こった。ベンチにいた大谷も、この乱闘に加わることになったが、通訳の水原一平氏が必死になって乱闘と大谷の間に入り、けがをさせないように守るシーンが、ファンの感動を呼ぶことになった。
乱闘は前日の試合でエンゼルスの主砲・トラウトが頭部付近に危ないボールを投げられたことが発端。この試合で1回、エンゼルスの先発・ワンツが、マリナーズのロドリゲスの背中を通過する危ない球を投げたことに“報復”のようなニュアンスが出たことで、審判団が警告試合に認定していた。続く2回、先頭のウインカーの臀部付近に死球を与えると、両軍ベンチが一気にヒートアップ。ベンチ、ブルペンが空っぽになるほど全員がグラウンドに飛び出し殴り合い、蹴り合い、取っ組み合いの大乱闘に発展した。
DHとしてベンチに控えていた大谷もマリナーズの選手を制するように抱きかかえる様子が見られたが、そのすぐそばで奮闘していたのが水原氏だ。屈強なメジャーの選手から見れば体格では見劣りする中、懸命に大谷が乱闘に巻き込まれないようにと体を張る様子が中継映像に入り込むと、日本のファンからは「一平止めてる」「ボディガード一平」「さすが一平」と絶賛の声が送られていた。
この水原氏の行動もあってか、大谷はけがをすることなくその後の試合でも問題なく出場を続けていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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