豊島将之九段が79手目を封じる 挑戦者の猛攻に藤井聡太王位は持ち時間を大量に消費/将棋・王位戦七番勝負第1局
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  将棋藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、19)に豊島将之九段(32)が挑戦するお〜いお茶杯王位戦七番勝負第1局が6月28日に行われ、豊島九段が79手目を封じて差し掛けとなった。2日目はあす29日午前9時頃に封じ手が開封され、対局が再開される。藤井王位は3連覇、豊島九段は4期ぶりの王位奪還を目指す今シリーズ。開幕局は早いペースで進行しており、2日目は緊迫した長い終盤戦となることが見込まれている。

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 振り駒で先手番となった挑戦者の豊島九段は、角換わりの出だしから、深い研究をのぞかせる超スピードで指し手を進めた。このシリーズにかける思いの強さを表すような事前準備の厚さに、藤井王位は持ち時間を大量に投入して考慮。指し掛けの時点で約2倍の時間を消費した。午後6時、立会人の小林健二九段(65)が封じ手の定刻を告げると、豊島九段はすぐに手を封じる意思を示した。

 攻めの豊島九段、受けの藤井王位。1日目は豊島九段は駒損をいとわない激しい攻めを展開した。ABEMAの中継に出演した遠山雄亮六段(42)は「豊島九段は事前の研究通りに進み、実りのある初日になった。対する藤井王位も時間は使ったが研究にしっかりついていけたという実感があると思う」と対局者の心理を解説した。中継しているABEMAの「SHOGI AI」では、藤井王位48%、豊島九段52%とほぼ互角の数字を示している。

 持ち時間は各8時間の2日制。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。

【封じ手時点での残り持ち時間】

▲豊島将之九段 5時間53分(消費2時間7分)
△藤井聡太王位 2時間56分(消費5時間4分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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