将棋界のレジェンド・羽生善治九段(51)が、夢の扉に挑戦する里見香奈女流四冠(30)にエールを送った。羽生九段は6月29日に自身のTwitterを更新。女性で初めてプロ編入試験を受験する里見女流四冠に向けて「良い将棋を見せてほしい」と応援のコメントを寄せた。
羽生九段は七冠独占、永世七冠、タイトル通算99期、将棋界初の国民栄誉賞など、数々の偉業を成し遂げ将棋界をけん引。さらに、6月16日に行われた順位戦B級1組1回戦に勝利し、史上初の通算1500勝の大記録を達成した。里見女流四冠は女流棋士最多のタイトル通算48期に加えて、直近の公式戦で前期叡王戦五番勝負の挑戦者だった出口若武六段(27)に勝利するなど7連勝中と勢いが止まらない。そんな里見女流四冠が選んだプロ編入試験受験の決断。羽生九段は「最近の充実ぶりを考えれば編入試験の資格取得は驚きませんでした」とコメントした。さらに、「新人5人との対戦はかなり大変ですが、良い将棋を見せてほしいと思います」とTwitterを通じて里見女流四冠にエールを送っていた。
羽生九段は今年の5月にTwitterを開設。1500勝達成の記者会見の際に、ABEMAトーナメントのチームTwitter挑戦が個人アカウント作成のきっかけだったことを明かしていた。すでにフォロワー数24.4万人を超えており、この投稿にも6月29日午前11時の時点で約6,000を超える「いいね」が付いた。大きなチャレンジを決断した里見女流四冠への優しいエールに、ファンからは「羽生先生の応援は力になりますね」「複数冠を持つ棋士の大変さを一番理解している羽生先生だからこその言葉ですね」「頑張ってほしいですね」「羽生九段と一緒に応援します!」など、多数のコメントが寄せられていた。