投手・大谷翔平の快進撃が止まらない。6月29日(日本時間30日)に、今季13試合目となる先発登板で5回2/3を投げ、2試合連続2ケタ奪三振となる11個の三振を奪い、5安打無失点で7勝目。今季自己最速タイの101マイル(162.5キロ)、同じく今季自己最多タイの108球を投げる力投だった。降板時には、6回を投げきりたかったというように悔しさもにじませた大谷だったが3試合連続、イニングにして21回2/3連続無失点という快投ぶりに、球場のファンはスタンディングオベーションで出迎えた。まだシーズンも折り返し前という中、自身メジャー初となる2ケタ勝利まであと3つと迫る快進撃だが、これを支えているのが今季、その切れ味を増した“第4の決め球”カーブだ。