将棋の王座戦挑戦者決定戦が7月25日に行われ、豊島将之九段(32)と大橋貴洸六段(29)が、午前9時から対局を開始した。本局の勝者が永瀬拓矢王座(29)との五番勝負を戦う。
【中継】第70期王座戦挑戦者決定トーナメント 豊島将之九段対大橋貴洸六段
豊島九段は、2007年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:9期)、順位戦A級(A級以上:6期)。タイトルは通算6期、棋戦優勝は5回。今期の王座戦は、挑戦者決定トーナメントから出場。近藤誠也七段(26)、丸山忠久九段(51)、木村一基九段(49)に勝利し決勝戦に進出した。豊島九段が勝利した場合は、8年ぶり2度目の挑戦となる。
大橋六段は、2016年10月に四段昇段。竜王戦4組、順位戦B級2組。2018年にYAMADAチャレンジ杯、加古川青流戦で優勝。今期の王座戦は、2次予選から出場。8組優勝から挑戦者決定トーナメントに駒を進めると、初戦で藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)を破り、千田翔太七段(28)、石井健太郎六段(30)にも勝って決勝の舞台に上がった。大橋六段が勝利した場合は、自身初のタイトル戦出場が決まる。カラフルなスーツ姿がトレードマークの大橋六段は、この日も濃緑のジャケットに薄ピンク色のスラックスと「桜もち」を連想させる組み合わせで登場した。
持ち時間は各5時間のチェスクロック方式。対局前に行われた振り駒の結果、先手は豊島九段に決まった。ABEMAではこの対局を終局まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)