【MLB】エンゼルス－レンジャーズ（7月29日・日本時間30日／アナハイム）
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場、前日に投手として登板しながらもオフを取らずに34試合連続でのスタメンとなった。レンジャーズの先発左腕・ペレスは、打線の中で唯一の長距離砲と言える大谷に対して、徹底した外角攻め。カウント次第では「歩かせてもOK」という配球に対して、日米で活躍した川上憲伸氏は「大谷選手しか長打をもっていない、という配球」と指摘した。
大谷は前日までに21本塁打を放ち、チームトップの59打点を稼ぐ主軸打者として開幕から出場を続けている。完全オフは3試合だけで、代打での出場も2試合。残りの95試合に先発出場している。できる限り休まず試合に出続ける大谷がいる一方、打線を引っ張る主力打者としてはトラウト、レンドンといった年俸数十億クラスの選手が故障で離脱。今年ブレイクしたウォードこそいるものの、相手バッテリーが神経を使うような強打者はいない状況になっている。
1回、4回と大谷の打席を見守った川上氏は、レンジャーズバッテリーの配球を見たところ「歩かせてでも、というぐらい。コントロールを優先しているのが見える」と解説。さらに大谷を追い込んでからのチェンジアップについても「この後に怖いバッターがいると、ストライクからストライク（に投げないといけない）。見逃されたら仕方がない」と、仮に三振が取れずに四球になってもやむなし、というぎりぎりを攻められると語っていた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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