【MLB】エンゼルス2-6マリナーズ(8月15日・日本時間16日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・投手」で先発出場。今季20回目となる投打二刀流のマウンドで6回を投げ97球、1本塁打を含む7安打を許すも毎回の8奪三振の粘投を披露。2-2と同点のまま降板して勝敗はつかなかった。ベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」の偉業を達成した前回登板9日(同10日)の対アスレチックス戦に続く白星はならなかったが、今季の投球回数を117と伸ばし、投打ダブルでの規定到達の偉業達成に弾みをつけた。
“ルース超え”で注目が集まった前回登板では、6回91球を投げて無失点。さらに自身キャリアハイとなるシーズン157奪三振を記録するなど、圧巻のピッチングで今季10勝目を挙げた大谷。さらに打者としても、“イチロー超え”となるメジャー通算118本目の今季26号を放ち、まさに投打二刀流の本領を発揮。敵地ながらスタジアムのファンを沸かせる活躍で改めてポテンシャルの高さを示してみせた。
この試合まで投打二刀流で19回マウンドに上がって10勝7敗、防御率2.68だった大谷。この試合は初回にマリナーズ3番・ウインカーに先制ソロを許す苦しい立ち上がり。しかしその裏、3番・レンヒーフォのセンターへの大飛球を相手野手が交錯の末にグラブで弾いてスタンドインするアシストホームランという珍しい形で同点に追いつく。
3回のマウンドはヒットと四球で2死一、二塁のピンチを招くと、5番・クロフォードに勝ち越しタイムリーを浴びてしまう。しかし4回裏、エンゼルスは5番・ウォルシュのタイムリーで同点に追いついて、大谷の粘投を後押しする。チームの後押しを受けた大谷は5回、2番・フランスから始まるマリナーズの中軸を相手に、この試合初めて2つの三振を含む三者凡退に抑えてみせ、力強い雄叫びも上げた。
104年ぶりにルースの偉業を塗り替えた大谷が次に目指すのは、前人未到となる投打ダブルでの規定到達。打者で規定打席(502打席)、投手で規定投球回数(162回)の突破だ。打者での到達は目前である一方、投手として、この試合を含めて117回を投げた大谷が、今後は中5日の登板間隔で自身メジャー初となるシーズン規定投球回をクリアすると同時に、またひとつ偉大な金字塔を打ち立てることができるか注目が集まる。
なお、エンゼルスは終盤9回に守備の乱れが重なって大量4失点。大谷の粘投を勝ちにつなげることはできなかった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
■大谷翔平 人気記事
・ドジャース(大谷翔平所属)試合日程・時間・放送予定 【2024シーズン】
・大谷翔平 成績・打席結果【2024シーズン】
・大谷翔平 ホームラン成績【2024シーズン】
・ドジャース大谷翔平 年俸推移・予想
・大谷翔平の速報・今日のニュースを見る
■Pick Up
・嫌われない広告とは?「ABEMA」のスポーツ×広告事例から紐解く
・スポーツコンテンツに適したの“ライブ特化型広告”って何?
・槙野智章氏と考える「スポーツ×マーケティング」の可能性