【MLB】エンゼルス－ヤンキース（8月29日・日本時間30日／アナハイム）
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場し、ヤンキース先発モンタスから第3打席で勝ち越しの29号2ランを放った。
大谷が“MVP争いのライバル”の前で豪快な1発だ。今日からア・リーグ東地区首位を独走するヤンキースとの最後の3連戦が始まったエンゼルスだが、前回の3連戦では3連敗と力の差を見せつけられる結果となった。前回は、大谷と記録的なペースでホームランを量産するヤンキースの主砲・ジャッジとの対決が注目されたが、初戦に大谷がホームラン性の大飛球をジャッジにキャッチされると、2戦目では投手としてジャッジにホームランを打たれるなど完敗。登板こそ予定されていないものの、大谷のこの3連戦に懸ける思いは強いはずだ。
ベーブ・ルース以来104年ぶりの「２ケタ勝利＆２ケタ本塁打」という偉業を成し遂げた大谷は、昨日までにいずれもチームトップの11勝、28本塁打、77打点と二刀流でハイレベルな数字を残している。今季さらにメジャーの歴史上まだ誰も達成していない、打者で規定打席、投手で規定投球回数をクリアする「投打ダブルでの規定到達」も見えてきており、昨季に続く2年連続でのMVP獲得のチャンスは十分。一方ジャッジも、ロジャー・マリスの持つヤンキースとア・リーグの本塁打記録である61本塁打を上回るペースでホームランを重ね首位を走るチームを牽引しており、MVPの本命と見る向きも多い。
3連戦の初戦で、まずは大谷がアーチを放った。一方、ジャッジはチャンスで2打席連続敬遠四球となっている。熾烈なMVP争いを繰り広げる2人の直接対決に注目が集まる。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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