＜大相撲九月場所＞◇三日目◇13日◇東京・両国国技館
前頭六枚目・若元春（荒汐）が前頭五枚目・宝富士（伊勢ヶ濱）をうっちゃりで下し、3勝目を挙げた。今場所2度目となるうっちゃりでの勝利に、ファンからは「うっちゃリスト」「うっちゃり王子」といった声が相次いだ。
初日に前頭五枚目・佐田の海（境川）をうっちゃりで下して白星を手にしていた若元春。宝富士と対戦した三日目の取組では、立ち合い低く当たって左四つの体勢になると、組み合った状態で両者ともにまわしを探る攻防戦へ。踏み込んで出てくる宝富士が左下手を取り、続けて右上手も取って詰め寄ったが、最後は土俵際で粘った若元春がうっちゃりを決めて初日から3連勝を飾った。若元春の逆転勝利に館内は沸き、大きな拍手が巻き起こった。敗れた宝富士は3敗目を喫した。
取組を受けて、ABEMAで解説を務めた元前頭・木村山の岩友親方は「すごかったですね」とため息まじりに一言。同じく実況を務めた小出朗アナウンサーが「若元春は佐田の海にもうっちゃりで勝っていますので、2回うっちゃりってなかなかないですよね」と指摘すると、岩友親方は「そうですね。すごいですね、やっぱりこういうの。粘りもありますし」と称賛の声を送った。
今場所2度目のうっちゃりを見事に決めた若元春に、視聴者も「うっちゃり来たーーー！」「上手いな」「これはすごい！」「柔軟性あるね」「よく踏ん張った」と大興奮。「令和のうっちゃリスト」「うっちゃり王子」「土俵際の魔術師」と異名候補も飛び交っていた。
（ABEMA／大相撲チャンネルより）
