【MLB】ツインズ2-4エンゼルス(9月23日・日本時間24日/ミネソタ)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・投手」で先発出場し、投手として5回0/3を投げ3安打2失点7奪三振に抑え、メジャー自己最多を更新する14勝目を手にした。注目されるシーズン規定投球回「162」に向けては、153回まで積み上げ、あと9回に。打者としても終盤、貴重なタイムリーを放つ“自援護”で、まさに投打二刀流の活躍を見せた。
今季26試合目の先発登板は、投手・大谷にとっては試練のマウンドだった。試合開始時点での現地は気温12度と低く、さらに試合中でも時折激しい雨。寒さに加えてボールが滑るコンディションの中、大谷は初回に四球、死球、四球と3者連続の四死球を与えたことをきっかけに1点を失った。それでも2回以降はなんとかコントロールを定めると尻上がりに状態を上げ4回から5回にかけては5者連続三振。6回、先頭打者から安打、四球、安打、四球と1点を失いさらに無死満塁にピンチで降板したが、2番手のループが好投し後続を断つことに成功した。
チームメイトの力投に応えるように、大谷は打者として7回2死一、二塁のチャンスで打席を迎えると、センター前に痛烈なライナーを放ち、点差を2点に広げるタイムリー。9試合連続安打にもなり、好調な「打者・大谷」が、踏ん張った「投手・大谷」を助ける結果にもなった。
メジャー自己最多を更新する14勝目を挙げ、残りの登板機会は2回の見込み。ヤンキース・ジャッジとの激しいア・リーグMVP争いに向けて、大谷は「規定打席&規定投球回」のダブル達成が必要条件と言われている。規定投球回には残り9回。1試合につき5回なげれば、最終戦での登板でぴったりクリアすることになる。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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