稲葉陽八段VS菅井竜也八段 ともに3勝2敗の“兄弟弟子”対決を制するのは?/将棋・順位戦A級
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 将棋の順位戦A級6回戦が12月7日に行われ、稲葉陽八段(34)と菅井竜也八段(30)が午前10時から対局を開始した。両者は関西の名門・井上慶太九段(58)門下の兄弟弟子。今期順位戦はともに3勝2敗で後半戦にたどり着いた。同門対決を制し、上位グループに進出するのはどちらか。

【中継】稲葉八段VS菅井八段 “兄弟弟子”対決

 稲葉八段は、2008年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:6期)。タイトル獲得の経験こそないが、第75期(2017年)名人挑戦歴があり、棋戦優勝2回の実績を持つ。今期順位戦は佐藤天彦九段(34)、永瀬拓矢王座(30)に連勝スタートを飾るも、豊島将之九段(32)、広瀬章人八段(35)に連敗。5回戦では佐藤康光九段(53)に勝利した。今年度は15勝10敗で勝率は0.6000。2017年以来2度目の挑戦権獲得のために、ひとつでも多く星を集めたい。

 菅井八段は2010年4月に四段昇段。竜王戦3組。振り飛車党のエース棋士として知られ、今期A級ではただ一人の振り飛車党だ。タイトル獲得は王位1期。棋戦優勝は通算4回で、昨年度朝日杯将棋オープン戦、銀河戦と2つの早指し棋戦を制した。今期の順位戦A級は、初戦の斎藤慎太郎八段(29)戦で敗れたが、2回戦では藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)に快勝。続けて永瀬拓矢王座(30)、佐藤康九段を破り3連勝を飾った。5回戦では豊島九段に黒星を喫したが、上位進出から初の挑戦権獲得に向けて闘志を燃やす。今年度の成績は15勝7敗で、勝率は0.6818。

 両者の対戦は昨年度の朝日杯決勝など過去に13局あり、弟弟子の菅井八段が9勝と勝ち越している。手の内を知り尽くす同士がどのような熱戦を繰り広げるか。持ち時間は6時間で、先手番は稲葉八段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第81期 順位戦 A級 6回戦 稲葉陽八段 対 菅井竜也八段
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