将棋の順位戦は12月20日、永瀬拓矢王座(30)と佐藤康光九段(53)がA級6回戦の対局を行っている。持ち時間は各6時間の長丁場。終局は深夜の見込みとあり、激戦に備えて両者は買い出しを依頼。盤をにらむ厳しい表情の棋士に職員がオーダーの品を届けるシュールな様子に、ファンからは「ギャップすごいなw」「なんだかほのぼのしちゃう」などの声が上がっていた。
渡辺明名人(棋王、38)への挑戦者を決める順位戦A級は6回戦が進行中。初参戦の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)を含む参加棋士10人全員がタイトル戦経験者と、現在の将棋界をけん引するトップ棋士がしのぎを削り合う超難関のリーグ戦で、永瀬王座は3勝2敗、佐藤九段は0勝5敗で本局を迎えている。後半戦でひとつでも上位進出を目指すべく重要な一局とあり、慎重に指し進められている。
昼食休憩明けには、集中して盤をにらむ両者の元にお盆を持った日本将棋連盟の職員が姿を見せた。規定により対局中の外出は禁止されているため、職員が買い出しの代行を担っている。また、順位戦ではタイトル戦では恒例の「おやつ」の提供もないため、永瀬王座はゼリー飲料を、佐藤九段は袋入りのみかんをオーダーしていた。
持ち時間各6時間の長時間対局に備えた、それぞれの“エネルギー源”にABEMAの視聴者は興味津々。「なんかきた!」「ギャップがすごいな」「みかん!?」「なんだかほのぼのしちゃう」「ビタミンC大事よね」「みかんめちゃくちゃ美味しそう…」「ゼリーどんだけw」「ゼリーとみかんの対抗形」とわくわくしながらオーダーの品が届けられる様子を見守っていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)