＜大相撲一月場所＞◇二日目◇9日◇東京・両国国技館
前頭三枚目・翠富士（伊勢ヶ濱）が、前頭五枚目・竜電（高田川）を得意技の肩透かしで下した。鮮やかな決まり手に館内が大きく沸いたが、その際の実況席の高橋大輔アナウンサーのコメントにも注目が集まる場面があった。
身長171センチの小兵ながら多彩な技を持ち、特に“肩透かし”を得意とすることで知られている翠富士。取組前にABEMAで解説を務めたスイーツ親方こと元横綱・大乃国の芝田山親方が「肩透かしが上手くてね。持ち込み方が上手いんでしょう」「私が現役の時にもありましたけど、相手が“肩透かしが上手い”と認識してしまうとかえって足が止まり、肩透かしを喰らってしまうんです」と話すと、実況の高橋アナは「悪循環になってしまうということなんですね」と返していた。
するとこの日、翠富士は見事に得意技で勝負を決めた。立ち合いで両力士が勢いよく組み合うと、翠富士は下から上へと押し上げ、肩透かしで竜電を土俵へと沈めた。その瞬間、館内は大きな拍手が巻き起こった。
肩透かしへの期待値が上がっていたためか、実況席も興奮気味。高橋アナが「肩透かしきた！ 令和5年の初場所2日目に肩透かし初め」と伝えると、視聴者からは「肩透かしはじめwww」「肩透かし初めってなんやねんww」「うまいなー！」といった声が寄せられていた。
（ABEMA／大相撲チャンネル）
