将棋の藤井聡太王将(竜王、王位、叡王、棋聖、20)に羽生善治九段(52)が挑戦する囲碁将棋チャンネル 第72期ALSOK杯王将戦七番勝負は2月25日、島根県大田市の「さんべ荘」で第5局が行われている。午前10時30分におやつの時間を迎え、藤井王将には「あんバターどら焼き『さんべ山』」、羽生九段には「ホワイトモンブラン」とそれぞれの注文品が提供された。
全国を転戦して行われているタイトル戦。影の主役とも言えるのが“食事”だ。王将戦第5局は島根県大田市が舞台。おやつメニューには開催宿の「さんべ荘」周辺にある6店舗の商品がラインナップを彩っている。対局1日目の午前のおやつには、藤井王将が「あんバターどら焼き『さんべ山』」とアイスコーヒーを注文した。
『さんべ山』は、島根県の中央部に位置する標高1126mの三瓶山に見立てたどら焼きで、中には小豆の風味が際立つあんことバタークリームがたっぷり。「出雲国風土記」の国引き神話にも登場する霊峰が名付けられたスイーツで、英気を養った。
一方、挑戦者の羽生九段は「ホワイトモンブラン」とホットコーヒーをオーダー。一見珍しい白色のモンブランには、地元大田産のゆずを搾ったクリームが使用されており、生クリーム、オレンジ入りのサクサクメレンゲとの相性は抜群。島根県はゆずの収穫量で全国指折りの産地としても知られており、柑橘類のさわやかな酸味とクリームの甘味の絶妙のバランスが魅力の逸品となっている。
(写真提供・日本将棋連盟)