藤井聡太竜王“一番長い日”を19時台に快勝 ファンからは「概念覆しちゃった」「恐ろしい子…」と驚きの声/将棋・順位戦A級 将棋藤井聡太 2023/03/03 08:57 拡大する 将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が3月2日、順位戦A級・最終9回戦で稲葉陽八段(34)に91手で勝利した。藤井竜王にとっては初めて経験する「将棋界の一番長い日」だったが、一斉対局全5局の中で最も早い19時52分で終局に、ABEMAの視聴者からは「概念覆しちゃった」「恐ろしい子…」と驚きの声が上がっていた。【映像】藤井竜王-稲葉八段戦 終局時の様子 藤井竜王は、最終局で第75期(2017年)名人戦挑戦経験を持つ強豪・稲葉八段と対戦。角換わり腰掛け銀の出だしから、藤井竜王が「珍しい筋だがやってみよう」と2筋の歩を突き捨てて稲葉八段を揺さぶった。中盤戦での工夫だったが、終局後に稲葉八段は「直前(玉引き)までは作戦。(別の手順を考えており)このタイミングで(2筋の歩を突き捨て)は考えたことがなかった。受けに回り(用意と)全く違う展開になってしまったので、結果的に上手いタイミングで歩を突かれたのかなと思います」。ここから藤井竜王がペースを掌握。その後も強気の攻勢でリードを切り開くと、19時52分、91手で快勝を飾った。 続きを読む 関連記事