将棋の竜王戦1組ランキング戦が3月3日に行われ、羽生善治九段(52)と久保利明九段(47)が午前10時から対局を開始した。勝者はランキング戦ベスト4に進出し、次戦で永瀬拓矢王座(30)と対戦する。
羽生九段は、1985年12月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:34期)、順位戦B級1組(A級以上:29期)。タイトルは歴代最多の通算99期を数え、7タイトル時代に全てを保持する七冠独占、永世称号の規定がある7タイトルの全てで資格を得る永世七冠を達成している。棋戦優勝は歴代最多の45回。現在、王将戦七番勝負で藤井聡太王将(竜王、王位、叡王、棋聖、20)に挑戦中と多忙な日々を送っている。年度成績は30勝17敗で、勝率は0.6382。対局数ランキングは5位、勝数ランキングは9位。
久保九段は、1993年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:14期)。順位戦B級1組(A級:13期)。タイトルは2008年から棋王3連覇のほか、王将4期の計7期。棋戦優勝は6回。振り飛車党をけん引するトップ棋士で「捌きのアーティスト」の異名を持つ。今期の竜王戦は、1回戦で山崎隆之八段(42)に勝利した。今年度の成績は17勝19敗で、勝率は0.4722。
両者の対戦成績は、5つのタイトル戦を含む71局あり、羽生九段の48勝23敗。レジェンドVS捌きのアーティスト、本局を制するのはどちらか。
竜王戦1組は16人で争われるランキング戦。トーナメント決勝に進出した2人と、出場者決定戦から3人の合計5人が本戦に出場する。持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は久保九段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)