将棋の叡王戦本戦トーナメント準決勝が3月13日に行われ、永瀬拓矢王座(30)が山崎隆之八段(42)に98手で勝利した。永瀬王座は、決勝で菅井竜也八段(30)と対戦。藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、20)への挑戦権をかけて戦う。
第4期叡王の永瀬王座が、タイトル奪還に向けて前進を遂げた。準決勝は、タイトル戦昇格前の第1期叡王戦優勝者の山崎八段と対戦。山崎八段の先手で、戦型は「相掛かり」となった。じりじりとした長い序盤戦を経て、本格的な戦いへ。後手がと金を作ると、今度は山崎八段が反撃に打って出た。激しい攻め合いから一気に終盤戦に突入すると、永瀬王座が優勢に。先手陣を包囲し山崎八段の粘りを丁寧に対応。最後は永瀬王座が押し切って、堂々の決勝進出を決めた。
勝利した永瀬王座は、決勝戦で菅井八段と対戦。第4期叡王戦挑戦者決定三番勝負を戦った両者が、4年の時を経て再び決勝戦で激突する。藤井叡王への挑戦権を手にするのはどちらか。注目の決勝は3月16日に予定されている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)