
立ち技格闘技「K-1」の年間最大興行「K’FESTA.6」(12日、東京・国立代々木競技場第一体育館)で行われたK-1 WORLD GPライト級タイトルマッチで、挑戦者・与座優貴が王者・朝久泰央を3-0の判定で下し、悲願だったチャンピオンベルトを獲得した。
2人は昨年2月のK-1東京体育館大会にノンタイトルで対戦し、その際も与座が延長で判定勝利。その後は朝久がケガで長期欠場となり、約1年越しに実現した一戦だ。勝利後、ベルトを肩にかけて登場した与座に話を聞いた。
■チャンピオンになる、ベルトを取ることしか考えていなかった
――新チャンピオンおめでとうございます。3-0という完封判定でしたが、ご自身的も手応えがあったんではないでしょうか。
与座 いや、自分は延長もあると思って準備していました。だから判定を聞いた瞬間は嬉しかったんですけど、実感はわかなかったです。「あれ、俺チャンピオン?」って感じで(笑)。
――朝久選手の怪我により、タイトル戦まで一年の期間がありました。その間、与座さんは篠原悠人、タイのエークピカート選手に連勝。結果を出し続けてきたことは、自信になっていたのでは。
与座 そうですね。振り返ってみると、あの2戦を経たおかげで勝てたのかなと、それほど重要な試合だったと思っています。
――対戦相手の朝久選手には、試合会見からずっと殺気を向けられていて、解説の魔娑斗さんも始まる前に「決闘のような雰囲気」と言っていました。そういった敵意はあまり気にしていませんでしたか?
与座 自分はチャンピオンになる、ベルトを取ることしか考えていなかったんで。そんなに意識してなかったです。「挑発した」みたいに言われるんですけど、自分はただ思ったことを言っただけなんで。ファイターとしては強いとは思うんですけど、試合後も握手してくれなかったし、今後お互いに仲良くなることはないと思います。
――対戦する前は朝久選手が王者でした。そのあたりの「格」は感じましたか?
与座 絶対攻撃が効いているはずなのに、そんな素振りも見せないし、その辺はチャンピオンの意地を感じましたね。また、もしかしたら三度目の対戦もあるかもしれないです。
■今はただ、海でボーっとたそがれたい(笑)
――与座選手は6歳から空手を始めて、19歳で極真会館 世界ウエイト制軽量級を優勝しました。はじめた頃は「向いてない」ということをおっしゃっていましたが、タイトルをどんどん取れるまでに成長しましたね。
与座 そんなこともありましたけど、自分には格闘技しかなくて、この道で成功するしかなかったんです。だから今回、ベルトを取るにふさわしい練習量、私生活を送ってきたと自負しています。いやー、空手で世界一になったときよりも嬉しいっすね(笑)。
――空手のジュニア時代には、一つ上に俳優の横浜流星さん、一つ下に那須川天心選手がいてよく練習していたそうですね。2020年には横浜さんとは映画で共演もしていました。
与座 その時はプロキックボクサーとして芽が出ていなかったので、刺激をもらってもいたし、正直ジェラシーもありました。ただ、その分頑張れたし、結果これ(ベルトをポンポンと叩きながら)につながったのかなって感じですね。
――二人の近くまで登ってきたんじゃないですか。
与座 まだチャンピオンの実感がないですよね。(同ジムの野杁)正明さんのベルトをよく触っていたんで、正明さんのかなっていうぐらい(笑)。もう今後一生取られたくないっすね。今回62.5キロだったので、2個目のベルトをかけて65キロで頂上にいけたら結構近くなるんじゃないですかね。
――試合が終わったいま、一番何をしたいですか?
与座 今っすか? 海でたそがれたいっす(笑)。本当、今回特別な戦いってことで、プレッシャーがやばくて、自分の心もすり減っていく感じがあったので、何も考えずにぼーっとしたいです。
――ちなみに玖村将史選手も勝利後のインタビューで「沖縄に行きたい」と話してました。
与座 やっぱそうっすよね。格闘家は人知れずプレッシャーと戦ってるんです(笑)。
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