【WBC・決勝】日本代表3-2アメリカ(3月21日・日本時間22日/ローンデポ・パーク)
世界的なスター選手となったエンゼルス・大谷翔平投手でも、これほどまでに感情を爆発させた瞬間はなかったことだろう。1点差の9回、リリーフで登板し2死からチームメイトでもあるトラウトと対戦。追い込んでから外角に鋭いスライダーで空振り三振を奪うと、グラブを投げ、そして帽子を投げ、マウンド上で思い切り雄叫びをあげた。試合中は、努めて冷静にしようという意図が見えた大谷。溜め込んでいた強い思いを、優勝決定とともに全て解放した瞬間だった。