エース大谷翔平の白星を守るのは誰だ 今季加入の元ソフトバンク・ムーアがオープン戦で大苦戦
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【MLB・スプリングトレーニング】エンゼルス8-7カブス(3月25日・日本時間26日/テンピ)

 今季もエンゼルスのエースかつ主軸打者として期待される大谷翔平。昨季は15勝9敗、防御率2.33と大活躍し、投手としてはメジャーに挑戦してから最高のシーズンを送った。今季も開幕投手を任されるなど昨季以上の白星を期待されるところだが、大谷がどれだけ勝利を手にできるかはリリーフにかかっている。開幕まで1週間を切ったこのタイミングで、リリーフ陣の不安が露呈。ファンからも心配する声が出始めている。

【映像】次々と盗塁を許すムーア

 カブスとの試合で2番手として登板したのは、ソフトバンクでもプレーしたことがある左腕のムーア。長く先発を務めてきたが、昨季はレンジャーズで中継ぎとして63試合に登板し、5勝2敗5セーブ14ホールド、防御率1.95と仕事を果たした。今季からエンゼルスに加入し、リリーフ陣の強化として期待されていたところだ。

 ところがこの日は3回に2番手として登板するも制球が定まらず、ゴメスに2ランを浴びると、四球で出したトークマンには完全にモーションを盗まれ二盗、三盗を許すことに。その直後にもフェンス直撃のツーベースを浴びた。なんとか2アウトまではこぎ着けたものの、ここで降板。1回を投げ切ることができなかった。

 昨季はシーズン終盤に入るまで中6日の登板だった大谷だが、今季は中5日のローテーションが望まれるところ。当然1試合あたりのイニング・球数はセーブしたいが、そうなると大谷の後を任されるリリーフ陣がこれまで以上に踏ん張らないといけない。大谷がサイ・ヤング賞候補に入れるかどうかも彼らの奮闘次第だ。
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【映像】エンゼルスのサヨナラシーン
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