【MLB】アスレチックス-エンゼルス(3月30日・日本時間31日/オークランド)
エンゼルス大谷翔平投手が「3番・投手」で先発出場、5回まで2安打無失点8奪三振の好投を見せて、勝利投手の権利を手にした。4回にピンチを招いたが、ここでギアを上げると最速162.1キロのストレートで押しまくり脱出に成功。今季初めて、豪快な雄叫びをあげた。
【中継】大谷翔平、2年連続開幕投手「3番・投手」でスタメン出場
大谷はエースとして2年連続で開幕投手を任されると初回こそやや制球に苦しんだが、持ち味である大きく横に曲がるスライダー(スイーパー)を軸に組み立て直し、徐々に落ち着いた投球に。2回以降はスプリット、さらにカーブまで交えて自分のペースに持ち込んだ。3回まではノーヒットだったが4回に2本のヒットを浴びてピンチを招くも、ここからギアをアップ。スイーパーも投げるものの、ここは力勝負と決め込んだか強気にストレートを投げ込むと、どんどん球速が上がり100マイル(161キロ)超えを連発。最速100.7マイル(162.1キロ)でピンチを切り抜けると、マウンド上で大きな声を出しガッツポーズも見せた。打線も熱投する大谷を援護し、5回に捕手のオホッピーがレフト前に待望の先制タイムリーを放った。
大谷は昨季、エースとして開幕投手を務めるとシーズン通して先発ローテーションを守り抜き、15勝9敗、防御率2.33、219奪三振とメジャー挑戦後としては最高の成績を残した。今季は開幕前に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも2試合に先発、1試合は抑えで登板し、2勝1セーブ。大会後にもマイナー相手に好投するなど、例年になく早く、順調な仕上がりで開幕戦を迎えていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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