投手・大谷翔平は明らかに進化した 1年前の開幕戦と内容比較 最速1.5キロアップ、スライダー変化幅も最大10.1センチ増
【映像】大谷翔平、圧巻の10奪三振ショー

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【MLB】アスレチックス2-1エンゼルス(3月30日・日本時間31日/オークランド)

 エンゼルス大谷翔平投手が「3番・投手」で先発出場し、93球を投げ6回2安打無失点3四球10奪三振と好投した。1-0とリードした場面で降板したものの、リリーフが打ち込まれ開幕戦勝利はならなかったが、アスレチックス打線に安打を許したのは4回のみ。ほとんどピンチらしいピンチを招くことなく、貫禄十分の投げっぷりだった。2年連続で開幕投手となったが、前年の4月7日(日本時間8日)と比較すると最高球速では約1.5キロ、決め球であるスライダーの変化幅も最大10.1センチ増と、明らかな大谷の進化が見えた。

【映像】大谷翔平、圧巻の10奪三振ショー

 昨季は労使交渉のために開幕が遅れ、選手たちも満足のいくキャンプが送れなかった背景もあり、大谷も開幕時点では球数をセーブしての先発だった。開幕戦での球数は80球で、ストレートの最速は99.8マイル(約160.6キロ)。切れ味抜群と言われるスライダー、最近では「スイーパー」と呼ばれる球種は、水平方向に最大で18インチ(45.7センチ)曲がったというデータが残っている。4回2/3で4安打1失点9奪三振。開幕直後の先発投手としては上々の成績だが、打線の援護もなく敗戦投手となり、大谷の2022年シーズンがスタートした。

 その後、大谷はシーズン中にスライダーに磨きをかけ、打者からすれば来るとわかっていても打てない魔球と化していった。そこにもともと投げていたスプリット、緩急をつけるためのカーブ、さらにシーズン最終盤にはストレートよりも球速が出て沈み落ちるツーシーム(シンカー)も投げ始め、完全に手がつけられない状態に。あと少しでノーヒットノーランという快投を見せて、シーズンを締めくくった。15勝9敗、防御率2.33、219奪三振。常に打者でも活躍し、投打二刀流として注目を集めるが「投手・大谷」だけ見ても輝かしいものだった。

 明けて2023年シーズン。落ち着いたオフシーズンを経てキャンプインすると、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて、例年以上にペースの早い調整を進めた。日本で久々の登板では、メジャー挑戦後として最速となる164キロもマーク。本大会では2試合に先発、決勝ではリリーフも務め2勝1セーブと大活躍。打者でも主力として打ちまくり、大会MVPに輝いた。

 WBC決勝からわずか9日後に迎えたメジャーの開幕戦。本人もWBCの効果で準備は「完了した」と自覚していたように、まさに仕上がっていた。1回こそ先頭打者にストレートの四球を与えるなど制球に苦しんだが、スライダーを多投して調整すると、徐々にしっかりとボールが指にかかり始め、ここから奪三振ショーの開幕。6回まで毎回の10奪三振となった。

 データを見ると、球速は最速100.7マイル(162.1キロ)を計測。1年前より1.5キロ速かった。さらにスライダーは最大22インチ(55.9センチ)も曲がった。ホームベースのサイズは43.2センチ。ボールは直径約7.3センチ。右打者から見ればインコースぎりぎりのところからアウトコースのボールゾーンまで逃げていくことになるから驚きだ。

 先述のように、開幕戦を迎える上での仕上がり具合の違いもあるが、昨季レベルアップした状態を、しっかりと引き継ぎ、さらに向上させたと感じさせるほどの投げっぷり。半年後のシーズン最終盤、大谷はどこまで進化を続いているか。
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