将棋のヒューリック杯棋聖戦・決勝トーナメントが4月1日に行われ、渡辺明名人(38)と羽生善治九段(52)が現在対局中だ。勝者は4強入りが決まる一局。注目の戦型は「相掛かり」となった。
2013年の第84期棋聖戦五番勝負の舞台でも対戦した両者が、2回戦で激突。振り駒の結果、渡辺名人の先手で「相掛かり」の出だしとなった。後手の羽生九段は、序盤から飛車を寄って積極的な姿勢を見せており、ABEMAの中継に出演した上村亘五段(36)は「自分から局面を動かして形を決めていくという手。準備してきた作戦なのかなと思う」と解説していた。すでに前例を離れ、早くも力勝負に突入している。
藤井聡太棋聖(竜王、王位、叡王、棋王、王将、20)への挑戦者を決める決勝トーナメントは2回戦が進行中。本局の勝者が対戦する佐々木大地七段(27)は、ベスト4一番乗りを決めている。挑戦権獲得、さらには復位を見据えて前進を遂げるのはどちらか。引き続き目の離せない展開となりそうだ。
持ち時間は各4時間。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
渡辺明名人 豚生姜焼き弁当、納豆オムレツ
羽生善治九段 海老グラタン
【昼食休憩時の残り持ち時間】
渡辺明名人 3時間21分(消費39分)
羽生善治九段 2時間55分(消費1時間5分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)