将棋のヒューリック杯棋聖戦挑戦者決定戦が4月24日に行われ、永瀬拓矢王座(30)と佐々木大地七段(27)が午前10時から対局を開始した。勝者は藤井聡太棋聖(竜王、王位、叡王、棋王、王将、20)への挑戦権を獲得する。
永瀬王座は2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:6期)、順位戦A級(A級:2期)。タイトルは連覇中の王座4期と、叡王1期の計5期。一般棋戦では若手棋戦の新人王戦、加古川青流戦でそれぞれ1回ずつ優勝経験がある。2022年度は王座を防衛、棋聖戦五番勝負にも挑戦したが、藤井棋聖に3勝1敗で退けられた。4期連続で決勝の舞台に上がり、2期連続3度目の挑戦権獲得を目指す。
佐々木七段は2016年4月に四段昇段。竜王戦は4組、順位戦はC級2組。タイトル挑戦、棋戦優勝はないが、年度表彰の「将棋大賞」では2018年度に最多勝利賞、2019年度には最多対局賞をそれぞれ受賞している。居飛車党の若手実力者で、今年度は5戦負けなし。前年度から継続して14連勝中と勢いに乗る。今期の棋聖戦は決勝トーナメントからの出場で、大橋貴洸七段(30)、糸谷哲郎八段(34)、渡辺明名人(39)と強豪を次々に撃破し決勝戦に進出した。難敵を破り、自身初のタイトル挑戦権獲得を目標に掲げる。
両者の対戦は過去3局で、永瀬王座の2勝1敗。直近は前期棋聖戦準決勝で、永瀬王座が勝利している。再び永瀬王座が貫禄を見せるのか、佐々木七段がリベンジを果たすのか。大注目の一戦が始まった。
持ち時間は各4時間。振り駒の結果、先手は佐々木七段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





