MLB移籍後、先発として4試合に登板し、0勝4敗、防御率14.40と首脳陣の期待に応えきれないなかで迎えた4月26日(現地時間4月25日)のロサンゼルス・エンゼルス対オークランド・アスレチックス戦(エンゼル・スタジアム)で、MLB移籍後初となるリリーフ登板を果たしたアスレチックスの藤浪晋太郎。
【映像】藤浪、大乱調!3四球1暴投
この試合で藤浪は、8回からマウンドに上がると、2回を被安打2、3奪三振・自責点0で無難に切り抜け、見事、リリーフ初戦を飾ることとなった。しかも、その際に藤浪は、マイク・トラウトや大谷翔平らエンゼルスの強打者に対し、一切怯むことなく、ストレートを多投。たとえば最初に迎えた1番・ウォードに対しては、投じた6球中4球がストレートで、特に2球目に投じたストレートは、ウォードも思わず見逃すひとコマもあった。結局、この傾向はそのままマウンドを降りるまで続き、続く2番・トラウトには5球中4球がストレート、続く3番・大谷翔平に対しては3球全球がストレート。160km/h(ボール)、159km/h(空振り)、159km/h(レフト前ヒット)と、大谷に打たれはしたものの、リリーフで好投するケースもあった阪神タイガース時代の2020年頃のように、“リリーフとしての可能性”を垣間見せることとなった。