今季、驚異的ともいえる好投を続け、開幕から投手陣を牽引し続けている埼玉西武ライオンズの髙橋光成&今井達也。2人はトレードマークとなっているそのヘアスタイルにちなむ形で結成された、「チーム・ロン毛」のメンバーとしても目下、大注目を集めるが、そうした“ロン毛旋風”ともいうべき現象は、なにも日本のプロ野球界に限ってのことではないようだ。
【映像】バット振り回して5打数5安打!
NPBに比べ、もともと個性的なヘアスタイルやアクセサリーなどが目立つ選手の多いMLBだが、その中でも、今季、日本の「チームロン毛」と同じかそれ以上に、現地ファンの間で“ロン毛”旋風を巻き起こしている選手といえば、トロント・ブルージェイズのボー・ビシェットだ。
MLB通算274本塁打を放った往年のスター選手ダンテ・ビシェットを父に持ち、兄であるダンテ・ビシェット・ジュニアも現役プレーヤーであるという、文字通り“野球一家”の出であるビシェットは、2016年のMLBドラフトの2巡目(全体66位)で指名されると、2019年にメジャーデビュー。2021からレギュラーに定着し、昨年も長打のあるリードオフマンとして活躍。今季も開幕から絶好調で、5月2日終了時点で、全29試合に出場、125打数43安打で打率.344(リーグ2位)、7本塁打(リーグ同率4位)、21打点(リーグ8位)、さらには長打率も.552(リーグ9位)と、クリーンナップの打者のような成績を残している。ブルージェイズは5月2日現在、18勝11敗でリーグ3位となっているが、こうした好成績には、ビシェットの活躍が大きく影響していることは言うに及ばずだ。
日本の「チームロン毛」がそうであるように、“ロン毛の斬り込み隊長”ビシェットもまた、MLBでの人気と注目度が急上昇。最近では、彼のプレーのみならず、馬用のグリスで整えているとも言われるヘアスタイルにも言及するファンが急増し、たとえば5月2日にフェンウェイ・パークで行われたボストン・レッドソックス戦で、ビシェットが逆転3ランを含む、5打数5安打3打点を大暴れした直後には、SNS上では「ビシェットの髪にふれることなく、彼の話をするのは野暮」「攻撃のときにビシェットの髪が見れるのはマジで嬉しい。」「くだらん議論はもういい。ビシェットの驚異的な打撃能力と美しい髪についてはもはや説明不要だよ」「ボー・ビシェットの髪。それがどれほど美しいかはもはや議論の余地がないね」「私の彼女は、ボー・ビシェットのヘアケアルーチンがどのようなものかに興味津々です」「スター感半端ない」といった様々な反響が寄せられることとなった。
ビシェットのほかにも、4月18日にドジャー・スタジアムで行われたニューヨーク・メッツ戦で、MLB通算200勝を記録するなど、今季も開幕から大車輪の活躍を見せるロサンゼルス・ドジャースのクレイトン・カーショウや、元・大谷のチームメイトとしても知られる“ロン毛&ヒゲ”のブランドン・マーシュなど、“ロン毛の男たち”は魅力的なプレーでファンを沸かせているし、まだまだ本調子とはいえないものの、ビシェットのチームメイトで、同じく“大物”を父に持つキャバン・ビジオや、今季からMLBに移籍するや、福岡ソフトバンクホークス時代からおなじみの“お化けフォーク”と剛速球で、早くもファンのハートを鷲づかみにすている千賀滉大の良きチームメイトとして知られるニューヨーク・メッツの“ミスター・スマイル”ことフランシスコ・リンドーアなど、活躍如何では、今後もMLB版「チーム・ロン毛」に加わりそうな顔ぶれが。今季はNPBでもMLBも、そうした“ロン毛”な面々のプレーに、さらなる注目が集まりそうな気配だ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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