5月5日(日本時間6日)にペトコ・パークで行われたサンディエゴ・パドレス対ロサンゼルス・ドジャースの一戦で、パドレス先発のダルビッシュ有が、“魔球”ともいうべきキレの良いカーブで相手打者から空振り三振を奪い、日米両国の野球ファンの間で大きな話題となっている。
【映像】エグすぎる“魔カーブ”
初回にドジャースが先制し、1-0、パドレス1点のビハインドで迎えた3回表・ドジャースの攻撃。二死走者なしの場面で、打席には2番フレディ・フリーマン。そのフリーマンに対し、初球、2球目と130km/h台のスライダーを続けてファウルを打たせ、早々にカウント0-2とテンポ良く追い込んだダルビッシュは、1球外角外へと外すシンカーでカウント1-2とすると、続く4球目に投じたのは、フリーマンの膝下、3球目のシンカーと対角線上のゾーンへと鋭く曲がる115km/hのカーブ。速度差と視線の移動ですっかり幻惑された形のフリーマンは、懸命にアジャストしようと試みるも敵わず、3空振りの三振に。