将棋の渡辺明名人(39)に藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が挑戦する第81期名人戦七番勝負が5月13日、大阪府高槻市の「高槻城公園芸術文化劇場」で第3局の対局中だ。ABEMAの中継には、藤井竜王と同じ杉本昌隆八段門下(54)の中澤沙耶女流二段(26)が出演。藤井竜王が5歳だった当時、共に参加した詰将棋合宿での驚きのエピソードを紹介した。
愛知県一宮市出身の中澤女流二段は、2015年4月に女流2級としてプロ入り。デビューをきっかけに杉本八段門下に入門したため、2012年に弟子入りしていた藤井竜王は年下ながら“兄弟子”となる。
初めて会ったのは藤井竜王が5歳、中澤女流二段は小学5年生の時だった。中学生も参加する詰将棋合宿だったというが、中澤女流二段は多数の問題に四苦八苦。しかし、その中で一番最初にすべての問題を解き終えて提出していたのが幼稚園年中の藤井竜王だった。「5歳で9手詰めですよ。量が多くて私は時間内に解ききれなかったんですが、その5歳の子が一番最初に提出していたので『え!?』って。他の生徒さんは見慣れた光景だったのかもしれないですけど、私はその教室の生徒ではなかったので、異様な光景すぎました(笑)」と当時の衝撃を語った。
中澤女流二段は2年連続で合宿に参加したというが、その2年ともに藤井少年が最速で回答を提出。もちろん全問正解だったという。幼少期からあふれ出る才能を見せていた藤井竜王の貴重なエピソードとあり、視聴者からも「天才すぎて草」「さす聡すぎる」「神童や」「一門だとエピソードが多いから聞けて嬉しい」「モーツァルトかな?」との声が寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)