【MLB】カブス1-10メッツ(5月25日・日本時間26日/シカゴ)
カブスの鈴木誠也外野手が「4番・ライト」で先発出場した試合で、きのうの同カードに先発するも今季3敗目を喫したメッツの千賀滉大投手がとったある行動が少年ファンを歓喜させ、周囲のファンからも喝采を浴びる一幕があった。
問題の場面は9回裏、10-1とメッツが9点をリードして迎えたカブスの最終回の攻撃。1死ランナー無しで打席に入るのは9番・ゴームス。その3球目、92マイルのシンカーを捉えた打球は一塁側メッツベンチのあるファウルゾーンへ飛んだ。
次の瞬間、ボールを持った千賀の姿が現地映像に映し出された。千賀は右手に持ったボールをどうすべきかについて、隣にいた正捕手・アルバレスと相談している様子。「上から投げ入れろよ」と言っている様子のアルバレスだが、千賀は身振り手振りを交え「え、上から?」と困惑気味。
その後、千賀はアルバレスにボールを渡したが、ベンチ上にいた少年ファンを見つけると、再びアルバレスからボールを受け取り、少年ファンを指さしてから近づくと、ベンチの天井の上を転がして子どもにプレゼントした。
このボールを両手でしっかり受け取った少年ファンは手を叩きながらぴょんぴょんと飛び跳ねて喜びを表現。周囲の大人たちから千賀に向けて拍手が送られると、ABEMAの視聴者からは「仲間と仲良し」「ボールよかったねぇ」といった声が寄せられ、放送席からも「こういうシーンは日米問わず増えて欲しい」とのコメントが添えられた。
なお鈴木は3打数2安打1四球で4試合連続安打と5試合ぶりのマルチ安打を記録。4回には右中間への深い打球をランニングキャッチするなど好捕でファンを沸かした(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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