よそ行きの麻雀ではダメだった。2022-23シーズンからKADOKAWAサクラナイツに加入した渋川難波(協会)が、1年目を戦って痛感したことだ。前シーズンまで公式解説を務め、各選手の思考をわかりやすく伝え「名解説」の評価を得ていたが、いざMリーグに挑戦してみると“らしさ”が見えない麻雀が続き、もがき苦しんだ。そんな麻雀を見たチームメイト堀慎吾(協会)から突きつけられた言葉が「難波ちゃん、ひよってるねー」。どん底を見た実力者は、後に人生で最も祝福されたと感じる最高の初トップを手にすることになった。