大谷翔平、“二刀流”デーの8回第4打席に22号アーチ 2試合連続弾で本塁打ランキング独走メジャー通算150号に“王手”

【MLB】レンジャーズ3－5エンゼルス（6月15日・日本時間16日／テキサス）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・投手」で先発出場。今季14度目の投打“二刀流”出場したレンジャーズ戦で、8回の第4打席に2試合連続22号の一発を放った。この日はチーム70試合目となっており、22本は年間50.2本ペースに。本塁打ランキングを独走する“量産体制”に突入しており、メジャー通算150号に“王手”をかけた。

【映像】大谷翔平、2試合連続の特大22号ホームラン

　6月の大谷は誰にも止められない。投打二刀流として先発出場したこの日は、投手として6回6安打2失点3奪三振の内容で、1カ月ぶりとなる今季6勝目（2敗）を挙げた。さらに8回の第4打席には前日の特大弾を彷彿とさせる109.4マイル（176.1キロ）、443.0フィート（135.0メートル）の2試合連続22号2ランを左中間スタンドに叩き込み、敵地のファンも騒然となるリアル二刀流の大活躍となった。さらに打率も.301となり、3割を超えた。

　大谷は、前日にも453フィート（約138.2メートル）の特大の21号弾を含む4打数2安打2打点をマーク。連続試合安打を今季最長の「11」に伸ばし、打率も.299と3割目前としていた。6月に入り、13試合で52打数22安打6本塁打14打点、月間打率.423、OPSは1.327とまさに手が付けられない状態となっている。

　本塁打ランキングはア・リーグ首位を堅守。19本塁打で2位に付けるヤンキースのジャッジ外野手に3本差で独走状態、さらに両リーグを通じてもトップに並んだ。チーム70試合目で大谷の22本は、年間50.2本ペース。自身初となるホームランキングにも大きな期待が寄せられている。

　投手としては、これまでに5勝2敗、防御率3.32。5月15日（同16日）のオリオールズ戦で5勝目を手にして以来、白星から遠ざかっていた。前回は6月9日（同10日）の本拠地・マリナーズ戦に登板。5回を投げ本塁打1本を含む被安打3、6奪三振6四死球で2失点の内容で降板が、今季14度目の二刀流デーとなったこの日は、6回で99球を投げ被安打6、2失点3奪三振で約1カ月ぶりとなる待望の白星を手にした。

　疲労の蓄積も心配される中で、投打でチームをけん引し続ける大谷。この後の大爆発にも大きな期待が寄せられている。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）