不運すぎるエンゼルス…「絶対とれねえやつ」均衡を破ったイレギュラーバウンドにファンがっかり「普通あの跳ね方はしない」岡嶋氏も同情

【MLB】エンゼルス0−2ドジャース（6月20日・日本時間21日／アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場。ドジャースの大エース・カーショーとエ軍先発左腕・デトマーズの投げ合いで終盤までゼロ行進が続いた試合は8回、エンゼルスにとってはアンラッキーすぎるイレギュラーバウンドで均衡が破れる結果に。好投が実らなかったデトマーズ、さらにメジャー昇格で即先発出場を果たしたパドロを襲った悲劇に「普通あの跳ね方はしない」と岡島秀樹氏も同情。ファンからも「今のは可哀そう」「さすがに捕れない」など共感の声が相次いだ。

【映像】「絶対に捕れない」イレギュラーバウンド

　エンゼルス先発のデトマーズは7回98球を投げ被安打2、奪三振8、無失点の好投を披露。8回から2番手のデベンスキーにマウンドを託した。

　しかし、この回先頭の7番・アウトマンを中フライに打ち取ったデベンスキーだったが、続くロハスにレフトへのツーベースを許すと、1死二塁から9番・ブッシュが放った一塁・パドロ正面への打球が悲劇を生んだ。

　難なく捕球態勢に入ったパドロ。しかし、目の前で大きく跳ね上がったボールは、懸命にジャンプしたパドロの頭上をはるかに越えて無情にもライト前へ。思わぬ形でドジャースに先制点がもたらされ、場内は騒然となった。

「アンラッキーでしたね。走路のところで跳ねたんじゃないですかね」

　試合を中継したABEMAで解説を務めた岡島氏はそのように漏らすと、リプレー映像を見ながら「普通あの跳ね方はしない」と続けた。勝敗を分ける重要な局面で飛び出した不運すぎるイレギュラーバウンドに視聴者からも「今のは可哀そう」「さすがに捕れない」「絶対とれねえやつ」の声が相次いで寄せられた。試合はさらに1点を追加したドジャースが勝利。カーショーは今季9勝目となる白星を手にした。

　あす同22日のドジャース戦では、大谷が今季15度目の先発で7勝目を目指す二刀流マウンドに上がる。前回登板となった同16日のレンジャーズ戦では、6回6安打2失点3奪三振。打っては2試合連続の22号2ランを放って、およそ1カ月ぶりの白星となる6勝目を自らのひと振りで手繰り寄せる投打での活躍を披露している。

　6月12日～18日（同13日～19日）の7試合で打率.435、6本塁打、12打点、OPS1.893といずれも突出した数字を記録し、ア・リーグの週間最優秀選手（MVP）に選ばれた大谷の投打にわたる“ショータイム”に期待したい。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）