ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手とサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有選手との直接対決について、2年前にダルビッシュ選手が放った「ある発言」の実現性について解説する場面があった。
日本時間の3日にはエンゼルスの本拠地ダイヤモンドバックス戦で31号ソロを放ち、現在絶好調の大谷翔平選手だが、4日にはダルビッシュ選手のいるパドレスとの3連戦があり「初対決が実現するのでは?」と話題になっている。
2人は2年前にも対戦するチャンスがあったが、大谷選手が欠場したために実現しなかった。このときにダルビッシュは「全部真っ直ぐでいく準備できていたんですけど、出てこなかったので拍子抜けしました」とコメントしている。
「そもそも予告全球ストレート対決というのはあり得るもの?」という質問に、元メジャーリーガーの川﨑宗則氏は「He's a liar!(彼はウソつきだ)」と言い放つと「ここから勝負が始まっています。さすが」と持論を展開。
「まず『真っ直ぐ対決でいく』というのはちょっとしたアメリカンジョークでしょうね」と続けると「本当はいってほしいですよ? でもやっぱりダルビッシュ選手はいろいろ考えていますよ」と、真っ向勝負に期待を寄せつつも彼なりの戦略があるはずだと分析した。
そして「ドクター・ダルビッシュと言われているんです」と、見識の広さや分析力の鋭さからついたダルビッシュ選手の異名に触れた川﨑氏。ダルビッシュ選手とは仲がいいそうで「有くんはバッターのことを全部、性格からすべてチェックしていますから。だから『真っ直ぐ』と言っておいて次対戦するときがあれば、そこは何が来るのかはわからない」と、相手選手を分析したうえでの発言だろうと語った。
写真:AP/アフロ