大谷翔平、“両目使い”でHRキング独走中! キューバの若き大砲、元巨人ガルシア、62発男ジャッジ… 激化するホームラン王争い“最大のライバル”は誰だ?
【映像】大谷翔平の超特大弾にスタジオが騒然

7月2日(日本時間3日)にエンゼル・スタジアムで行われたロサンゼルス・エンゼルス対アリゾナ・ダイヤモンドバックスとの一戦で、“7月初”となるソロ弾を放った大谷翔平。これで今季の本塁打は31本、ア・リーグの本塁打ランキングではシカゴ・ホワイトソックスの主砲ルイス・ロベルトに6本差をつけ、堂々の1位をキープしているが、後半戦へと差し掛かり、自ずと期待がかかるのが、大谷の本塁打王獲得だ。

【映像】大谷翔平の150m超特大弾

ア・リーグの本塁打ランキングは、1位が大谷の31本、2位のロベルトが25本、以下、3位がアドリス・ガルシア(テキサス・レンジャーズ)の22本、4位がラファエル・ディバース(ボストン・レッドソックス)の20本、5位がアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)の19本と続くが、一見してわかるように、大谷のライバルと目されるこうした上位の顔ぶれは、いずれも今季、各チームの戦いをその一振りで支える大物スラッガー揃い。しかしこの中で大谷の本塁打王のタイトルを争うであろう大本命といえば、やはりヤンキースの主砲・ジャッジであろう。

多くのMLBファンが知るように、ジャッジは、2016年から昨季までの7シーズンで、既に220本を放ち、昨季は62本塁打で、ロジャー・マリスが持つアメリカン・リーグ最多本塁打記録を更新したという、スラッガー中のスラッガーともいうべき名選手。現在の数字はたしかに19本の5位ではあるものの、実はジャッジの場合、62本塁打を放った昨季も、4月が6本、5月が12本、6月が11本で合計29本。しかし7月が13本、8月が9本、9・10月が11本で33本と、実は後半戦も数字ペースを落とすことなく、コンスタントに本塁打を放ち続けているのである。また、そもそもここまで49試合の出場に留まっているにもかかわらず、この位置につけていることは、まさに脅威的と言わざるを得ないだろう。

そんなジャッジに対し、現時点では25本塁打で2位のロベルトは、過去3シーズン、フルで出場し続けたシーズンはなく、キャリアハイでも13本塁打。今季が本格的なブレイクイヤーと考えれば、まだまだ数字は伸ばせるかもしれないが、やはり通年で本塁打を量産できるかといえば未知数。3位のアドリス・ガルシアも、NPBファンにとっては“元・巨人の”というイメージがあるかもしれないが、100試合以上に出場したのは昨年・一昨年の2シーズンのみで、また、もともと三振が多く好不調の波があるタイプであることを思うと、ジャッジほど後半戦の追い上げが見込めるかといえば怪しいところ。そして4位のラファエル・ディバースについては、ロベルトやガルシアよりも通年での活躍が見込めるタイプではあるものの、もともとが二塁打を量産する“中距離砲上がりの大砲”というタイプであるだけに、ジャッジや大谷と互角に渡り合えるかといえば、やや厳しいものがあると言わざるを得ない。となれば、やはり大谷と本塁打王を争うライバルの中でもっとも好敵手となりそうなのは、ジャッジということになるだろう。

7月2日に放送された『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)で、MLBでのプレー経験がある川﨑宗則氏(ルートインBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブス)が指摘したように、今季はよりボールが見えるようになるという“両目使い”を取り入れていることで、昨季までよりもさらにその打撃がレベルアップした感のある大谷。果たしてリーグを代表するジャッジら大砲との激しい攻防を制する形で、本塁打王のタイトル獲得となるのか、期待しつつ注目したいところだ。

(『ABEMAスポーツタイム』)

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