WBCで日本代表監督を務めた栗山英樹氏が、レッドソックスの吉田正尚選手の熱さがわかる漢気エピソードを語った。
【映像】吉田正尚のメッセージを見て感極まる瞬間
栗山氏は石橋貴明とトークを繰り広げていると、WBCの侍ジャパンで4番をつとめた吉田選手からVTRメッセージが届いた。
吉田は「栗山監督お久しぶりです。常にコミュニケーションをとりながら、選手を優先して考えてくれる監督だなという印象です。野球人としても大先輩なんですけど、本当に日本のリーダー」と、栗山氏をリスペクト。
そして「優勝に導いてくださり、ありがとうございました。僕自身アメリカでプレーしていますけど、常にこのチャレンジ精神ということを持ちながら、日々努力しています。本当にベストを尽くして毎日をすごしています。またタイミングが合えば、ぜひアメリカに来てほしいですし、また一緒にご飯でもよろしくお願いします」とメッセージを送った。
栗山氏は「本当に選手たちのおかげで、僕も見たことのない景色を見させてもらった」と感謝すると「まずは正尚がすごかったのをみんなにわかってもらったのはうれしかった」と喜んだ。
石橋は「吉田正尚くんなんて、絶対いくらなんでも出ないだろうなと思って。1年目で」と、MLB移籍1年目でWBCに出るのはあり得ないことで驚いたとコメントすると、栗山氏は吉田選手とのエピソードを披露した。
栗山氏が吉田選手と電話で話をした際に「俺が親父だったら絶対にWBCやめてボストンでやれって言うから、気持ちはありがたいけど…」と言葉をかけると、吉田選手は「監督なに言っているんですか。メジャーも夢かもしれないけど、今回のWBCは僕の夢なんですよ!」と、返してきたそう。
吉田選手の発言について栗山氏は「正尚はやっぱりすごかった」「刺さりましたね」と、心を打たれた様子で振り返った。