7月9日(日本時間8日)にドジャー・スタジアムで行われたロサンゼルス・ドジャース対ロサンゼルス・エンゼルスの一戦で、3年連続となる“トリプルスリー”を達成したエンゼルスの大谷翔平について、野球解説者の里崎智也氏が言及した。
【映像】二刀流・大谷翔平の「1番のスゴさ」
0-4、エンゼルス4点のビハインドで迎えたこの試合の4回表、この回先頭となった大谷は、ドジャース先発のトニー・ゴンソリンが投じた初球、外角やや高め、147km/hのストレートを力まずにライト前に弾き返して、今季「100安打目」を記録。大谷は投手として今季「100回1/3」を投げて「132奪三振」をマークしていることから、投打3項目で“100超え”を記録するという、大谷ならではの珍しい“トリプルスリー”を達成した。
7月9日放送の『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)では、改めてこの大谷による“トリプルスリー”達成について紹介することとなったが、その際に見解を求められた里崎氏は、「休まないというところが一番すごいですよね。ほかの選手は結構、十何連戦とかもあるんで。休みながら行く中で、ほぼ休みなくやってるっていうところで、この数を増やしていく成績。打率とかは上がったり下がったりしますけども、(積み重ねることで)挙げていく成績っていうのは、人並み以上に、挙がってるっていうところはありますよね。」と、大谷が“ほぼ無休”状態で投打に大活躍しているがゆえに、こうした成績を挙げることに繋がっていると指摘した。
なお、大谷のように投打で活躍するタイプの選手はそういるものではないため、一般に、主に野手を対象とした打者成績部門での“トリプルスリー”といえば、打率3割、本塁打30本、盗塁30個を指すが、前半戦が終了した7月10日時点で大谷は、打率.302、本塁打32本、盗塁11個と、こちらについても、もはや“足りないのは盗塁だけ”という状態に。
投手としても先発ローテ入りしている大谷が30盗塁をマークするならば、それだけでも十分にレジェンド級の記録となってしまうが、これまでも数々の場面で型破りな活躍を見せている大谷だけに、そうした野球漫画の主人公のような“化け物級”の記録達成にも、期待したいところだ。
(ABEMA『ABEMAスポーツタイム』)
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