【MLB】エンゼルス4-3ヤンキース(7月17日・日本時間18日/アナハイム)
ホームにヤンキースを迎えたこの日の試合で大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場。2点差を追う7回裏の第4打席で起死回生の2ランホームランを放ち、値千金の一打に同僚のベラスケスがベンチ内であまりにもわかりやすい漫画のような面白&驚きリアクションをする様子が映し出された。
オールスターを挟んで6連敗、7月に入ってわずか2勝と苦しいゲームが続くエンゼルス。ア・リーグ西地区首位のレンジャースから9ゲーム差、ワイルドカードまでも6ゲーム差となり、さらには大谷のトレード報道も過熱するなど、お世辞にもチーム内の雰囲気が良いとは言えない状況だ。
投手戦となったこの日の試合でもヤンキースに2点の先制を許し、6回裏に1点返すも、7回表に追加点を奪われて突き放される苦しい展開に。大谷は孤軍奮闘のマルチ安打で気をはき、7回裏、ランナー一塁の場面で第4打席が回ってきた。
ここで一発が出れば同点。前の打席で大谷は申告敬遠されていたが、勝負したとしても大谷が打つとは限らない。ただ、メジャー屈指の「スーパースター」にして、チームにとっては「スーパーヒーロー」はやはり超人なのかもしれない。
ヤンキースの2番手・キングが投げた4球目のストレートを振り抜いた大谷は、左中間に上がった打球を見ながら確信歩きでガッツポーズを繰り出すと、ベンチを鼓舞するかのように雄叫びを上げた。
起死回生の同点35号アーチにベンチがお祭り騒ぎで熱狂したのは言うまでもないが、あまりに衝撃だったのかチームメイトのベラスケスは両手で頭を抱えながらお口があんぐり。ここぞという場面の少ないチャンスで結果を出してしまう「スーパーヒーロー」の同僚に、ベラスケスは「言葉が出ない……」といった表情を見せた。
大谷の衝撃的な第35号に触発されてか、ゲームはエンゼルスが押せ押せの展開となり、延長10回裏に代打・ステファニックのサヨナラタイムリーで逆転勝利を飾っている。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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