<大相撲七月場所>◇十一日目◇19日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
前頭筆頭・錦木(伊勢ノ海)が前頭十六枚目・遠藤(追手風)を寄り切りで下し、1敗を守って10勝目を挙げた。幕内の優勝争いでは単独首位に躍り出て、ABEMAの放送席も「優勝、あります!」と盛り上がった。
錦木は立ち合い慎重に立ってふわりと当たり、遠藤に右上手を引かれたが、休まず前に出る相撲で一気に寄り切った。遠藤を圧倒した錦木は1敗を死守し、今場所2桁勝利となる10勝目を挙げた。敗れた遠藤は3敗に後退した。
好調の錦木の勝利を受けて、ABEMAで解説を務めた元小結の臥牙丸は「すごい!」と絶賛。「立ち合いすごく慎重でしたね。すごく見ていた。あんまり踏み込んでいない。変なところでまわしを取られたら嫌だと」と錦木の戦略を分析すると、「体の張りが出ていますね。止まらないです。相手(遠藤)が弾かれています」と錦木の強さに言及した。
さらに、同じくABEMAで実況を務めた藤井康生アナウンサーが「いやー、それにしても強いですね」と感嘆すると、臥牙丸は「これは優勝あり得ますね」と発言。藤井アナが「優勝も考えていいですかね?」と聞き返すと臥牙丸は「考えていいと思います」と応じ、錦木に期待を寄せた。
圧勝した錦木に、ファンも「負ける未来が見えない」「こんなに強いなんて!」「動きが早いし、迷いがない」「これは優勝あるぞ」と大興奮の様子を見せていた。
なお、十一日目の取組で前頭九枚目・北勝富士(八角)は関脇・若元春(荒汐)に寄り切りで敗れて2敗に後退。1敗をキープした錦木が幕内優勝争いの単独トップに立った。錦木は十二日目、新入幕で白星が先行している前頭十四枚目・湘南乃海(高田川)の挑戦を受ける。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)