大谷翔平の次回登板は日本時間22日、本拠地アナハイムでのパイレーツ戦に決定した。大谷は中6日の登板で8勝目を目指す。大谷は7勝目を挙げた6月27日のホワイトソックス戦で右手中指の爪が割れ、その後の2試合はいずれも敗戦投手となっている。今季はここまで7勝5敗、防御率3.50だ。
【映像】影山優佳の回答にスタジオが騒然とする瞬間
そんな大谷と対戦するナ・リーグ中地区のピッツバーグ・パイレーツ。現在5位と、今ひとつ波に乗り切れていない印象だが、3位のシカゴ・カブス以下、パイレーツ、セントルイス・カージナルスと、いずれも“借金生活”で、2位のシンシナティ・レッズでさえも貯金6であることを思えば、まだまだ後半戦の巻き返しは可能といえそうだが、そんなパイレーツというチームの球団名を巡る意外なエピソードについて、MLB評論家のAKI猪瀬氏が語った。
7月16日に放送された『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)では、番組のスペシャルサポーターをつとめる日向坂46の影山優佳に対し、MLBに関するクイズが出題されることとなったが、その3問目では、パイレーツの選手たちが本塁打を放った際のベンチパフォーマンスで使うアイテムが何か?という問題が出されることに。
正解は、球団名の“パイレーツ”にちなむ形で海賊の「剣」を模したアイテムとなっているのだが、その流れでAKI猪瀬氏は、「1つ余談ですけど」と前置きした上で、「パイレーツは海賊ですよね。これ、名前の由来というのは、創成期、100年近く前に、他の球団から有名選手を強奪した。金にモノを言わせて。“お前らがやってることは海賊じゃないか!”っていうことで、“じゃあ、俺たちは明日からパイレーツだ”って言って、このパイレーツという名前が今でも残ってるんですよ。」と、そのあまりに“意外すぎる”ともいえる球団名の由来について解説。
その内容に耳を傾けていた影山は、目を丸くさせながら大変驚いた様子を見せていた。球団名が示すように、かつてはスター選手を“強奪”する形でかき集めるなどしながら、第1回ワールドシリーズにも出場したMLB屈指の古参球団でありながらも、近年は不甲斐ない成績が続き、“海賊”のイメージからは遠くなりつつあるパイレーツだが、今季は既に9勝を挙げているミッチ・ケラー、ベテランのリッチ・ヒル、さらには抑えを任されているデービッド・ベッドナーなど、投手陣は粘り強く踏ん張っている部分もあるだけに、あとは打線が奮起し、再びワールドシリーズで海賊旗が翻るような日が訪れることに期待したいところだ。
(ABEMAスポーツタイム)