付き合いも深く、長くなってくると、いろいろと“素の顔”も見えてくる。棋士においては、そんな性格と指し手もリンクしてくるようだ。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」予選Eリーグ第3試合、チーム藤井とチーム渡辺の対戦が7月22日に放送された。チーム渡辺の佐々木勇気八段(28)は今期から順位戦A級に参戦している実力者。若くからその才能を見出され、いずれはタイトル戦にも登場するだろうと言われているが、人懐っこくもあり、かつ自由な性格も将棋界では有名だ。佐々木八段が一風変わった手を指した際、リーダー渡辺明九段(39)が「わかってきましたよ、この人の行動が」とつぶやくと、プライベートでのエピソードを紹介し、ファンの大笑いを招くことになった。